その商品、続けやすい設計ですか?|ペット向け商品OEMで考えたい5つの視点

ペット向け商品OEMは、嗜好性と与えやすさの整理が大切です。
ペット向け商品を企画するとき、つい「何を入れるか」「どんな機能を持たせるか」から考えてしまいがちです。
でも、ペット向け商品には、人向けの商品とは少し違った難しさがあります。
買うのは飼い主。
実際に食べたり、使ったりするのはペット。
飼い主が「良さそう」と思っても、ペットが受け入れてくれなければ継続にはつながりません。
また、ペットが気に入っても、飼い主にとって毎日与えるのが大変であれば、続けることは難しくなります
だからこそ、ペット向け商品では、
「ペットに受け入れられるか」+「飼い主が無理なく続けられるか」
という両方の視点が重要です。
今回は、ペット向け商品OEMを検討するときに考えておきたい5つの視点をご紹介します。
1. 「犬用・猫用」だけでは、まだターゲットが決まっていない
「犬用サプリを作りたい」「猫用のおやつを作りたい」
商品企画は、こうした相談から始まることもあります。ただ、「犬用・猫用」だけでは、まだ誰のための商品なのかは少し曖昧です。
例えば、
食べムラが気になる
口腔ケアを習慣にしたい
シニア期の健康維持を考えたい
毎日のフードに混ぜて使いたい
など、飼い主が求めるものはさまざま。
「犬用の商品」ではなく、「どんなペットと飼い主のための商品なのか」。
さらに、小型犬なのか、大型犬なのか、シニア期なのかによっても、適した形状や容量、与え方は変わってきます。
ここまで考えると、商品コンセプトが見えやすくなります。
2. 「良い成分」でも、食べてくれなければ続かない
乳酸菌、オーラルケア素材、皮膚・被毛を意識した素材、シニア向け素材など、さまざまな原料が考えられます。
ただし、「良い原料を入れた=良い商品」とは限りません。
原料によっては、味や香り、色などに影響することがあります。
人間なら「健康のため」と納得して食べられても、ペットが嫌がってしまえば、毎日の習慣にはなりません。
だからこそ、何を入れるかだけでなく、入れたものをどう受け入れてもらうか。
ここまで考えて商品設計をすることが大切です。
また、ペット向け商品では、対象動物との相性や安全性、加工適性なども確認しながら進める必要があります。
3. 「与えやすさ」は、ペットではなく飼い主にも必要
ペットが食べやすいことに加えて、飼い主にとって与えやすいかも、継続には欠かせません。
例えば、
ペースト:そのまま与えたり、フードにトッピングしたりしやすい
クッキー・おやつ:ご褒美感覚で取り入れやすい
粉末・ふりかけ:いつものフードに混ぜやすい
顆粒・粒状:計量や1回分の管理がしやすい
同じ成分を使った商品でも、形状が変われば「使い続けやすさ」は変わります。
「ペットが食べられるか」だけでなく、
朝の忙しい時間でも与えられるか?
外出先でも使えるか?
毎回の計量が負担にならないか?
といった生活シーンまで想像すると、形状選びの考え方も変わってきます。

4. 「どこで売るか」で、商品設計も変わる
EC、店頭、トリミングサロン、専門店など、販売する場所によって、商品の見せ方や仕様も変わります。
ECなら、「誰向けの商品なのか」「何のための商品なのか」「どう使うのか」が商品ページですぐ伝わるか。
店頭やサロンなら、パッケージを見ただけで特徴が伝わるか、スタッフが説明しやすいか。
「作れる商品」だけではなく、「どこで、誰に、どう選ばれる商品なのか」
まで考えておくことが大切です。
5. 容器・容量も、商品企画の一部
中身が決まってから容器を選ぶのではなく、使う場面まで考えて仕様を決めることも重要です。
例えば、
1回分ずつ使える個包装
持ち運びやすいスティック
保存しやすいチャック付き袋
毎日使いやすいボトル
フードに混ぜることを想定した小容量パッケージ
など。
開けやすさ、保存のしやすさ、計量のしやすさといった細かな部分も、毎日の使いやすさにつながります。
中身だけでなく、「使うところ」まで設計する。
これもペット向け商品企画の大切な視点です。

ペット向け商品OEMは「何を作るか」から始めなくてもいい
「○○という原料を使いたい」
「シニア犬向けの商品を作りたい」
「今ある商品の次の商品を考えたい」
商品企画のきっかけはさまざまです。
最初から商品仕様が決まっている必要はありません。
誰に届けたいのか。
どんな場面で使ってほしいのか。
ペットにどう受け入れてもらうのか。
飼い主にどう続けてもらうのか。
こうしたことを一つずつ整理することで、商品企画の方向性が見えてきます。
FBSでは、ペット向け商品のコンセプト整理から、原料提案、形状選定、試作、嗜好性や食べやすさの確認、パッケージ・表示相談まで、企画段階からご相談いただけます。
「まだ商品アイデアが固まっていない」
「原料は決まっているけれど、商品にする方法が分からない」
「今ある商品をリニューアルしたい」
そんな段階からでも、お気軽にご相談ください。




